ライフ・カイロプラクティックラボの森下です。
いつも多くの患者様のご来院ありがとうございます。
患者様からのご質問が多い、身体能力を上げる方法・・・。
身体能力を上げる方法を実際に経験したサッカー選手にお声掛けして集めています。
ぜひ参考にして下さい。
サッカー歴
京都府 京都サンガu-15 出身 ポジション FW
京都府 京都橘高校 出身 ポジション FW/DF
今回は題名にもある通り、TRXを使った身体トレーニングについて書いていきたい。
まず、多くの人が思ったであろう『TRXって何?』ってところから説明したい。
TRXとはTotal Body Resistance Exerciseの略。
TRXにも種類があり、下半身を中心に鍛えるもの、上半身を鍛えるもの、全身を鍛えるものなど、用途によって種類も変わってくる。
そこで私が今回紹介したいのが、TRXProを使った体幹トレーニングだ。
簡単に説明するとTRXというロープのようなものに足を掛け、足が浮いた状態で体幹トレーニングを行う。
これが身体能力を格段に上げる。ただの体幹トレーニングと変わらないだろう、体幹トレーニングではそこまで能力は上がらないのではないか、と思われる方もいるかも知れない。
ではどのような効果があったかを知ってもらいたい。
私自身高いレベルでフットボールをしてきた中でこのトレーニングでの効果を何度も感じている。
具体的にいうと1つは当たり負けをしなくなった。
私の高校での身長は175cm程度。FWなのでもちろん対峙するセンターバックはほとんどが180cmを超えている大型センターバック。
そう、みんな私より体格が上な選手たちだ。そんな選手たちとボディコンタクトをしていたが、中々勝てない。
そこで私が見つけたのがTRXだ。
トレーナーに進められて使用し始めて1ヶ月程立つと、使用する前に比べて当たり負けすることが格段に減った。
不利な状況でボールを受けてもバランスを取って耐え、ボールを失わないようになった。まずこれが1つ目だ。
2つ目は、体のキレが上がった。私はそこまで俊敏性が高くなく、他の選手に比べるとキレが無かった。
切り返しのキレ、一瞬の動き出しのキレ、世界のトップレベルの選手たちはこのキレが半端じゃない。それに比べて自分は全然キレが無い。気づいてはいたがどんなトレーニングをしていいか分からなかった。
そんな中で1つ目の当たり負けをしないために始めたTRXトレーニングによって、気が付いたらキレも増していたのだ。
キレというのは自分1人では気付きづらい。しかし、周りのチームメイトやトレーナーからもキレが上がっているという声を受けた時にTRXの効果でキレが上がったことに気が付いた。
他にも細い効果を上げればきりがないが、今回は私が大きく実感したこの2つだけにとどめておこうと思う。
では、肝心のトレーニングの方法を説明していきたい。
最初は体幹トレーニングのプランクの姿勢。これにTRXを肩より少し上の位置にセットして片足ずつ掛ける。
次は右向きのサイドプランクの姿勢。これに先程と同様TRXの片方に両足を掛ける。
最後に左向きのサイドプランクの姿勢。これも同様にTRXの片方に両足を掛ける。
これを1分→20秒レスト→1分→20秒レスト→1分→20秒レストで行い、連続で3セット。
これが誰でもできる最初のトレーニングだ。
これが出来るようになってきたら次のトレーニング。
最初は体幹トレーニングのプランクの姿勢。これにTRXを肩より少し上の位置にセットして片足ずつ掛ける。
そのまま、プランクの姿勢で胸に向かって両膝を引き寄せる。
引き寄せたら最初の姿勢に戻す。そしてまた引き寄せる。これを連続で行う。
最後にプランクの姿勢から振り子のように足を両サイドに振り、胸に引き寄せる。右、左の順番に連続で行う。
これを1分→30秒→30秒→2分レストで3セット行う。
これが実際にトレーナーにも進めてもらい私自身も取り入れていたトレーニングだ。
TRXは今では海外のラリーガの選手やプレミアリーグの選手も多用している。プロが使用しているという事は効果があるからだ。だからこの記事を読んだ人にもTRXを使って身体能力を上げてもらいたい。