ライフ・カイロプラクティックラボの森下です。
いつも多くの患者様のご来院ありがとうございます。
患者様のお声が多い、身体能力を上げる方法・・・。
身体能力を上げる方法を実際に経験したサッカー選手にお声掛けして集めています。
ぜひ参考にして下さい。
【コラム】
サッカーに必要な身体能力は、サッカーをするからこそついてくると思います。
自分自身は、もともと身体能力が高くないために、どうすれば身体能力が伸ばせるのかたくさん苦労してきました。
もちろん、身体能力をあげるためのフィジカルトレーニングは必要だと思いますが、サッカーのプレーの中でそれを活かせなければ意味がありません。
中学生の頃にフィジカルトレーニングをしても、そのトレーニングが100%プレーに活かせていないというのを感じていました。
色んな試行錯誤をしながら、自分が考え実際に行っていたのが、ボールを使ってのトレーニングです。
例えばドリブルです。ドリブルを試合中する場面はたくさんあります。
そんな時に体幹が弱くて潰される場面が多いので、体幹トレーニングをたくさんした。
でも、どんなにたくさん体幹トレーニングをしても潰されることが多くありませんか?
自分もそんな場面が多くて悩んだことがたくさんあります。
その時、色んな人のプレーを見て考えてこう思いました。
体幹がただ足りないから、体が弱いから、身体能力が低いから、それだけでプレーが通用しない理由にはならない、他にも原因があるのでは・・・。
そこで自分はフィジカルトレーニングではなく、普段の練習から考えを変えて取り組んでみました。
例えばコーンドリブルです。コーンドリブルをする時、ただ目の前のコーンをかわすこと、避けることを考えていませんか?
それではせっかくのフィジカルトレーニングで得たものが活きません。
試合では相手をかわさなければなりません。
何が重要かというと、体と頭を使うことです。試合中は実際に、相手がいれば当然体をぶつけてきます。
自分の横から来る時もあれば、前からまたは後ろからぶつかってくることもあります。
その時、相手が来た時、とっさに体を受け流してボールをキープしながらも相手からのプレッシャーに対応しなければなりません。相手が正面から飛び込んで来た時に、正面衝突すればボールを持たず勢いをもってくる相手の方が有利です。
でも普段のドリブル練習から相手がどこから来てもいいように想定しながらボールを触ってみてください。
頭から爪先まで全身で周りの空気を感じながらドリブル練習をしてください。
そうすれば試合中どこから相手がきても対応できます。
さらに、ドリブルしてるときに相手を想定したうえで、その時に体のどこの部分に力を入れるのか、どこを脱力するのか、そういったことまで考えながらやると効果的にです。
難しいかもしれませんが人それぞれ強みや癖があります。
その強みと弱みを自分で見つけるんです。
そうすれば自ずとサッカーをしている時、フィジカル面での自分の強みやいい癖も見えてきます。
それが分かって初めてサッカーのプレーの中でフィジカルトレーニングで得たものが活きてくるんです。これはドリブルやボールキープだけに限った話ではありません。
サッカーは身体能力を高めて競う競技ではないので、単に身体能力をあげるためのトレーニングだけしてもダメなんです。ボールを使ったコーンドリブルなどのトレーニングの中だけではなく対人トレーニングでも試してみてください。
そして更に上達したい場合は、チョンチョンリフティングといって足首だけで1000回ぐらいリフティングをすれば、更に体とボールの距離感が縮まり体の使い方が更に上手くなります。
サッカーを上達させるには、容易ではなく時間もすごく掛かります。
自分自身まだ完璧とは程遠いです。
でも練習中やフィジカルトレーニング中に試合にどう活きるのか、フィジカルトレーニングは、サッカーの試合の時に、どう活きるのかそれを意識して頭も使ってトレーニングしてみてください。そうすればフィジカルトレーニングもサッカーに活きてより良いプレーをすることに繋がると思います。
その結果、私はスペインサッカーを経験することが出来ました。