ライフ・カイロプラクティックラボの森下です。
いつも多くの患者様のご来院ありがとうございます。
患者様のお声が多い、身体能力を上げる方法・・・。
身体能力を上げる方法を実際に経験したサッカー選手にお声掛けして集めています。
ぜひ参考にして下さい。
山形県 日本大学山形高等学校出身 ポジションFW
中学、高校と全国大会に出場し、現在はサッカー指導の仕事をしており、B級ライセンスを保持してます。
これまで小中学生の多くの選手、カテゴリーを見させて頂きましたので自分の経験や指導歴をもとにお話させて頂きます。
「身体能力を上げる練習は?」
私がこの質問をされましたら「年齢に合った練習をすることが大切です。」とお答えします。
その為に3つのカテゴリーに分けてお話させて頂きます。
①小学校低学年
②小学校高学年
③中学生年代
①小学校低学年について
小学校低学年は「サッカーが楽しい」と言う純粋な気持ちでサッカーを始めたり練習をしている子がほとんどです。
コーチや保護者が選手に厳しく指導するとサッカーが好きな気持ちがどんどん無くなってきてしまいます。
そして小学校低学年の年代で大切な事は「ステップワーク」です。
楽しみながらステップワークの練習をする事を大切にして欲しいと思っています。
ステップワークは無理なくスムーズに身体を動かせるようになる事を目的としていますが、この世代で特に意識して欲しい事は、「いかに足を早く動かすか」を注目して欲しいと思います。
もちろん動作の中で、姿勢は良いか?腕をしっかり振れているか?も大切な事ではありますが、大きくなってから足を早く動かせるようになる事は凄く難しい事です。
キーワードは「細かく早く足を動かす」です。
これを意識して練習を行なって欲しいと思っています。
②小学校高学年について
この世代は少しずつ身体の成長に個人差が出ている頃かと思います。
また少しずつ周りの選手と自分を比較して自分に何が足りないのか?考えるようになってきます。
この世代で大切な事は身体のキレを上げる事です。
その為にコーディネーションが必要ですが、ボールが無い練習は飽きてしまう事が多い為ボールを使ったコーディネーションを日々実践しています。
一部の例ですが、「リフティングで腿限定」、「八の字ドリブル」、「細かいターン」の連続などです。
リフティングで腿限定ですが、身体能力を上げるには「腿が上がること」が大切だと思っていますの。
また、八の字ドリブルは行きたい方向に出来るだけ早く、そしてスピードの上げ下げをする為、筋肉に刺激も多く良い練習と考えています。
細かいターンは方向転換です。
身体能力が高い選手は細かいターンのスピードが速いです。
速い理由として足の回転が速かったり、身体を使うのが上手な選手が多いです。
その為この年代ではこの3つの練習を多く取り組んでいます。
川崎フロンターレのアカデミーも実施していました。
③中学生年代について
この年代は著しく成長の差があります。
大切にして欲しい事は、「選手の能力が上がる年代は皆一緒ではない」ということです。
私自身が経験して来たのと、選手に教えてる時に多く実践するのは「坂道練習」です。
上り坂で走る事が身体の使い方を覚えます。
私自身が足の速い選手ではありませんでしたが、毎日練習後に坂道ダッシュをしていた所、皆より足が早くなりました。
その時はなんでだろう?と考えていましたが、私が教える側になった時になんで?が分かるようになりました。
その理由は「勝手に腿が上がるから」です。
小学校高学年でも少し触れましたが、腿上げはかなり大切だと実感しました。
沢山走ることで、身体が勝手に覚えていきます。
毎日大変だなと思う日々でしたが、練習や試合を経験していくうちに「あれ?足が速くなっている」
と実感する事が増えていきます。
それが行動の元となるのです。
もちろんしっかり腕を振る事や姿勢正しく走る事は大切ですし、走り過ぎてまだ完全に出来上がっていない身体を傷つけないように日々のケアが大切になってきます。
ただ、私自身がこれまでの経験で感じた事や指導してきて実践している事を述べさせて貰いましたので是非行なってみてください。