ライフ・カイロプラクティックラボの森下です。
いつも多くの患者様のご来院ありがとうございます。
患者様のお声が多い、身体能力を上げる方法・・・。
身体能力を上げる方法を実際に経験したサッカー選手にお声掛けして集めています。
ぜひ参考にして下さい。
岐阜県、ジュベントゥージFC(クラブチーム・U-18)、ポジションはGKです。
GKというポジションに求められる能力には様々ありますが、重要な能力の一つが跳躍力です。
大きく分けてセービングする横や上方への跳躍力、ハイボールを処理する前方や上方への跳躍力があります。
これらを向上させるために4つの競技を応用トレーニングしていました。
1つ目に走り高跳びです。
ホップステップジャンプで跳ぶこの競技は、一見意味がないように思われますがダッシュした後にその力を上方へのバネへ変換する動きはまさしく前述したハイボールを処理する跳躍力です。
また、棒を跳ぶつまりこれをボールの落下点と捉えると無駄のない動きでボールに向かっていけるようになりました。
2つ目にスピードスケートです。
これは長友選手も導入しているように左右に片足ずつ滑らせて、止まる滑るを繰り返す動きになります。
DFが相手の切り返しに対応できるように生かせる体幹トレーニングにもなりますが、GKにおいては1対1の駆け引きにおいて振り切られない、踏ん張れるようになる事で、その後に跳躍力を生かせる準備ができるようになります。
特にブレーキをかける足の指先のトレーニングになります。
3つ目にハードル競争です。
ハードル競争こそ、GKにとっては無駄な動きに思えます。しかし太ももを上げながら上に跳ぶように走るということ、それを反復しても崩れないフォームを身につけることが生かされます。
具体的には、相手と競り合いながらボールをキャッチする際に、片足を上げてブロックしますが相手にぶつかられてもブレない身体作りができます。
4つ目に水泳のバタフライです。
水泳競技全般に言えることは関節の柔軟性が向上することです。加えてバタフライでは大胸筋、背筋と臀筋、下腿三頭筋の柔軟性向上及び強化ができます。
それにより、GKの跳躍全般的に必要な身体全体をしならせるように跳ぶバネが身につきます。
しかしながら、これだけでは実戦で使えません。これらの4つの競技を生かした上で、GKが本来行うセービングや対人プレイのトレーニングを実施しながら、前述した4つの動きを実際の場面に適応させていくことでようやく試合に生かせるトレーニングとなります。また、2つ目を除いて全て数値化できる事もトレーニングを継続していく上で目標設定がしやすく、意欲向上につながりますし飽きさせない工夫になっていると思います。
いずれにしても、他の協議を行う際には怪我をしないようにウォーミングアップ、クールダウンは欠かさず実施すべきだとは思います。