サッカー障害

グロインペイン症候群は痛みが消えたら復帰してよい?サッカー選手に必要な5つの確認

ライフ・カイロプラクティックラボの森下です。

いつも多くの患者様のご来院・ご紹介を頂き本当にありがとうございます。

当院には、関西全域をはじめ、日本全国からサッカーの怪我でお悩みの患者様が来院されています。プロサッカー選手にもご来院頂いております。

今回のブログでは、グロインペイン症候群で悩んでいる選手、そしてお子様を支える保護者様に向けて、【サッカーに復帰する前に確認して頂きたいこと】をお伝えします。

「歩いても痛くないので、そろそろ練習に戻ってもいいですか?」

「休んで良くなったのに、ボールを蹴るとまた痛くなります」

このようなことで悩んでいませんか?

大切な試合が近づくほど、早く復帰したい気持ちになりますよね。

ただ、ここで知って頂きたいことがあります。

【日常生活で痛くないこと】と【サッカーのプレーで掛かる体の負担】には違いがあります。

焦って練習に戻る前に、今のお身体がどこまで動ける状態なのか、一つずつ確認していきましょう。

休んで痛みが引いたのに、なぜ?練習でまた痛くなるのでしょうか

グロインペイン症候群は、足の付け根や恥骨周辺、内ももなどに生じる痛みをまとめて呼ぶ言葉です。関係する組織は一つではなく、内転筋、腸腰筋、鼠径部、恥骨周辺など、選手によって異なります。参考研究

通学で歩く時と、試合でボールを追いかける時では、お身体にかかる負担が大きく変わります。

サッカーでは、急に走り出す、止まる、相手をかわす、片脚で踏ん張って蹴るという動作を繰り返します。

休養によって痛みが落ち着いていても、こうした動作に必要な筋力や、繰り返し動く力まで戻っているとは限りません。

例えば、短いパスはできても強いシュートでは痛む。ゆっくり走れても、切り返すと足の付け根に響く。このような場合には、練習内容を調整する必要があります。

「今日は痛くないから、最初から全部参加する」

その前に、次の5つを確認して頂きたいのです。

① 普段の生活で、痛みやかばう動きが残っていませんか?

まずは、歩く、階段を上がる、椅子から立ち上がるといった動作です。

痛みの有無だけでなく、片脚をかばっていないか、歩幅が小さくなっていないかも確認します。

保護者様には、お子様の「大丈夫」という言葉と一緒に、普段の歩き方にも目を向けて頂ければと思います。

歩くだけでも痛む状態で、全力のダッシュやシュートを試すことは控えましょう。

ここは復帰への出発点です。日常生活が楽になった後も、競技の動きを段階的に確かめていきます。

② 内ももに力を入れた時、痛みや力の入りにくさはありませんか?

内ももの筋肉である【内転筋】は、脚を内側へ動かす働きがあり、サッカーのキックや方向転換にも関わります。

内転筋が関係するグロインペインでは、力を入れた時の痛みや筋力の回復を確認することが大切です。参考研究

ただし、ご家庭で痛い場所を強く押したり、限界まで力を入れさせたりして確認する必要はありません。

また両脚の筋力が落ちていないかという視点も必要です。

内転筋を鍛える運動にも強さの違いがあります。動画で見つけた難しい運動を急に始めるのではなく、今のお身体に合った負担から進めましょう。

③ 走る・止まる・切り返す動作を、かばわずにできますか?

「ジョギングはできるようになりました」

これは嬉しい変化です。しかし、試合では一定の速さで走るだけではありません。

相手の動きに合わせて急に止まり、左右に切り返し、もう一度走り出します。

そのため、復帰の過程では、直線を走る動作から少しずつ速さを上げ、減速や方向転換も確認していきます。急性内転筋傷害の研究でも、痛みの確認に加えて走行・方向転換などを段階的に進めています。参考研究

痛みを避けるために身体を傾ける、片側で踏ん張れない、切り返す方向を無意識に選んでしまう。そのような動きがあれば、まだ調整が必要かもしれません。

「動作ができたか」と一緒に、「無理をしていないか」も大切にしましょう。

④ パスやシュートで、蹴る脚・軸脚の両方に不安はありませんか?

当院が大切にしているのは、【どのプレーで、どこが痛むのか】ということです。

足を振り上げる時でしょうか。ボールに当たる瞬間でしょうか。それとも、軸脚で踏ん張る時でしょうか。

同じ「ボールを蹴ると痛い」でも、確認したい動きは異なります。

短いパスから始め、距離や強さを少しずつ変えながら、蹴る脚と身体を支える軸脚の状態を確認します。

「シュートを1本だけ打てた」ことと、「練習の中で何度も蹴れる」ことにも違いがあります。

痛みや不安が残る場合は練習の強度を下げ、必要に応じて当院にご来院ください。

⑤ 練習中だけでなく、終わった後や翌朝も確認していますか?

練習している時には気にならなくても、帰宅後や翌朝に足の付け根が痛むことがあります。

実務上の記録として、次の3つを残しておくと、負担を調整する際に役立ちます。

  • どの練習を、どれくらい行ったか
  • 練習中と終わった後に、どこが痛んだか
  • 翌朝、歩行や階段で症状が増えていないか

症状が増えた時は、「もっと動けば慣れる」と我慢せず、時間や強度をいったん見直します。運動後の反応も含めて負荷を調整することが推奨されています。参考研究

チーム練習への参加も復帰過程の一つですが、1回参加できたことだけで、試合に出られると決まるわけではありません。

必要な筋力、競技動作、練習への反応を合わせ、医師やリハビリ担当者、指導者と相談して判断しましょう。

練習復帰は、一度に全部戻そうとしないでください

復帰の進め方は、痛みの原因や重症度によって異なります。

一般的には、次のように段階を分けて考えます。

日常生活の回復 → 軽い運動 → ランニング → 切り返し・キック → チーム練習 → 試合への参加

これは日程を決めるための一律の基準ではありません。痛みが戻れば負担を下げ、チームのトレーナーに相談して状態を確かめます。

特に成長期のお子様には、成人選手の復帰日数やトレーニングをそのまま当てはめないことが大切です。内転筋傷害の研究結果も、すべてのグロインペインに共通するものではありません。参考研究

保護者様からは、「いつ試合に戻れるの?」という確認に加えて、「今日はどの動きが楽になった?」と聞いて頂ければと思います。

小さな変化を一緒に確認することが、お子様の焦りを和らげるきっかけにもなります。

このような症状は、施術より先に医療機関へ

足の付け根の痛みには、骨の損傷や股関節の疲労骨折などが隠れている場合があります。

次のような時は、自己判断で練習を再開せず、整形外科などで評価を受けてください。

  • キックやダッシュの瞬間に激痛が走り、歩きにくい
  • 急な腫れや広い範囲の内出血がある
  • 休んでいても痛い、夜間も痛みが続く
  • 負担を減らしても悪化する、痛みを繰り返す

成長期では筋肉に引っ張られて骨の一部がはがれる裂離骨折、徐々に続く痛みでは疲労骨折などの確認が必要になることがあります。参考研究

当院は、痛むプレーとお身体全体の動きを大切にしています

当院は、バキバキしない【非常にソフトで優しい施術】を行うカイロプラクティック整体院です。

足の付け根だけに注目するのではなく、股関節や骨盤周辺、お身体全体の動きにも目を向け、一人ひとりの状態に合わせた施術を大切にしています。

「蹴る時に痛いのか」「軸脚で踏ん張る時に痛いのか」

ベッドの上では分かりにくい、プレー中のお悩みもお聞かせください。

また保護者の方も不安と思いますので、施術を見学することも可能です。

大好きなサッカーを、安心して続けて頂くために

「もう一度、思い切りボールを蹴りたい」

「試合で活躍する子どもの姿を見たい」

選手と保護者様のその想いを、当院も大切にしたいと思っています。

痛みを繰り返すと、練習に戻ること自体が怖くなるかもしれません。そんな時こそ、今できる動きと、まだ負担の大きい動きを整理していきましょう。

グロインペイン症候群による足の付け根・内もも・恥骨周辺の痛みでお悩みの方は、ライフ・カイロプラクティックラボへご相談ください。

当院は【川西能勢口駅徒歩2分】です。川西市・池田市・宝塚市をはじめ、関西全域からのご相談をお受けしております。

サッカー障害のホームページ

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